六つの前段階のフロアマスターを討ち取った後、岸波白雲とサーベルはムーンセルの最上階へ到達する。彼らの対戦相手はレオナルド・B・ハーヴェイ――聖杯戦争で最も強力なマスターであり、以前の勝利以降現在ファンのお気に入りとなっている。
漂う島々の間に咲く花畑へ到着すると、岸波、サーベル、リン・トゥーサカはフードをかぶった人物が花に水やりしているのを見つける。サーベルはすぐさま剣を抜き、覆面の男――プラチナサーベルで円卓の騎士、ガウイン王子と自己を明かす。だがガウインが戦いを望まないと宣言すると、四人は聖杯の無限の可能性について語り合い、岸波はムーンセルを元の状態に戻す決意を固める。
彼らの会話は、黄昏空に遠くで響く金属音とともに終わり、永遠の世紀の重みが彼らを包む。疲れたガウインはその重要性を悟り、三人に残された時間が少ないと告げる。彼は最終の闘い場へ導き、二人のサーベルが再び衝突し、人類の運命を決定することになる。