紀元1999年、地球はラーメタル星が接近する中で深刻な危機に直面した。由比野百合子は東京天文台の天文学者、天守博士からラーメタル星について知った。彼女は中学校の教師であるが、天守博士を手伝い、その研究に彼女の星間専門知識が評価された。実際、百合子は千年以前にラーメタル星から来たクイーン・ミレニアであり、それ以来人類を観察してきた。古代の女王は自らの正体を隠し、歴史の影から世代を導いていた。やがて数え切れない隕石が地球に衝突し、人々は恐怖に陥った。この災害の中、百合子の生徒であるハジメは彼に助けを申し出た。百合子は彼を広大な地下洞窟へ迎え入れ、そこでは古代の遺物が薄明かりの中で微かに輝いていた。