江原涼馬と青春学院男子テニス部は、桜風吹きが所有する高級クルーズ船でショーケース試合を行う招待を受ける。到着すると、選手たちは涼馬の養兄である涼牙が対戦相手側を率いることに衝撃を受ける。開幕ラリーで青春は相手を圧倒し、船内観客から歓声が湧く。しかし、食堂の安い寿司や大理石壁紙を貼ったトイレなど、奇妙な詳細が浮かび上がる。
輝くデッキ、澄み渡るプール、豪華なダイニングエリアは陰険な計画を覆い隠していた。しかし、きらめく外観の裏では乗組員の目が脅威を漂わせ、船の影の角で隠された企みの囁きが空気を漂わせていた。
不正を感じ取ったグループは、桜風吹きが違法賭博計画を仕掛けており、彼らに次のセットを降参させることで大きな配当金を手に入れようとしていることを突き止める。初日には対戦相手に意図的に負けるよう指示され、青春の勝利に大きな賭けを促された。従わないと若者たちは危険にさらされる、というのもすべての乗組員が武装し桜風吹きと同盟を結んでおり、涼牙も含まれているからだ。
自らの力だけに頼り、チームは技術と機知を組み合わせて周囲の危険を凌駕しなければならない。青春が生存をかけて戦う決意を固める中、侍南次郎の二人の息子が対決し、どちらが優れた選手かを決める。