京都宇治市にある源氏物語博物館では、博物館新プログラムの一環として歴史とファンタジーを融合させた短編映画が初公開されます。物語の中心は、現代高校生の花で、彼女が猫に変身し、時を超えて連れ去られるというものです。彼女は平安時代にたどり着き、紫式部の有名な小説『源氏物語』に描かれた通りの世界に身を置きます。主人公・光源氏に導かれながら、花は紫式部が作品で表現した感情を同じように感じ取ります。映画は、紫式部の日記やその他のアーカイブ資料から描かれたシーンを取り入れており、実在した貴族・藤原道長が紫式部の章を執筆されると同時に読むことを待てず、初稿を熱心に盗んだというエピソードも含まれています。