ルニアは、伯爵ペルセフォーネの娘であり、父に捨てられ、義兄からはただの道具として扱われ、一人で暮らしていた。そんな中、ある司祭が彼女をクロノア公国の首領ハデスと婚約させるよう選び、彼女は呪われた家系に嫁ぐことを決めた。クロノアの支配者――「冥界王」と呼ばれる―は、皇帝が選んだ花嫁と結婚しない限り短い命を送る運命にある。しかしハデスはルニアに、彼が決して愛するつもりはないと告げる。ハデスを生かすため、ルニアは彼を騙し、一夜を共に過ごした後、妊娠していることも知らずに姿を消す。七年後、ハデスは彼女を追いかけ、子供と共に戻ろうとする…