神堂光二郎は、交渉の腕前で有名な冷静かつ理性的な官僚である。彼は公務の出張中、巨大な立方体が突然現れ、自機を安全に謎めいた不滅の構造物へと引き寄せる。日本の官僚がその立方体の性質と起源を調査する中、神堂はヤハクイ・ザシュニナという異世界の存在に出会う。彼は人間として現れ、乗客が無事であることを神堂に保証し、人類との交渉を手伝うよう求める。ノヴォと呼ばれる高次元の領域から来たヤハクイ・ザシュニナは、カドという立方体を通じてノヴォと神堂の世界間で知識を伝達できる。彼は驚異的な力を持つものの敵意はなく、むしろ地球上で唯一の目的は「人類を進歩させる」ことであり、まず日本から始めると宣言する。