第二次世界大戦中を舞台に、物語は日本南部の高知県にある離れた山間の村で展開する。隔絶された環境にもかかわらず、地元住民はアメリカ人やイギリス人を「野蛮人」とみなす見解を根付かせており、これは最近村に訪れた住民の親族が被った損失と負傷に由来する。
小学生のエイコは横浜からやってきて、アメリカ人父親の際立った青い瞳を持っている。クラスメートはすぐに彼女をいじめ始め、教師も同様に敵対的な態度を示すが、担任の秋子だけは例外だ。ところが、一人の少年・ケンタは、軽蔑ではなく好奇心を持ってエイコを観察する。静かな校庭で彼は毎日彼女を見つめ、山の外にある世界について学ぼうとする。
ケンタのクラスメートの一人の負傷した父親が戦場から帰還すると、村に新たな犠牲者の報告が殺到し、子どもたちの日常はすべて変わる。