幼い頃から、15歳の小野森雲樹は宇宙人という概念に魅了され、いつの日か地球を越えて彼らと友達になることを夢見ている。彼女の執着はクラスメートから変わり者と呼ばれる原因となり、彼女を悩ませる社会的不安をさらに深めている。それでも雲樹は宇宙の領域への愛を失わず、自分の運命は地球の外にあると固く信じている。
高校初日、雲樹は宇宙人に会いたいという願望が叶うように見える。彼女は、地球に墜落したと主張し、過去の記憶を持たない新入生・明内優に出会う。雲樹は彼と親しくなるチャンスを掴もうとするが、自信の欠如に阻まれる。雲樹の苦しみを観察した優は、突然不思議な能力を発動させ、彼女の心の奥深くに潜り込み、雲樹が抱える夢を実現させる友情を芽生えさせる。