鮮烈な衣装と非凡な精神を纏い、羽田佐藤は自らをアスガルドの神オーディンと宣言し、注目を集める。彼女は雷神の名を持つ少年・夜太鳴上に出会い、予知力で世界を終わらせる災厄が迫っていることを警告する。しかし、自己の悩みに没頭する十代少年はその主張を受け入れず、空想だと却下する。やがて彼は羽田の冒険に同行せざるを得ず、彼女の能力を目撃し、確かに予言力があることを認める。奇跡を目の当たりにするが、神格を主張し続ける羽田は、人生の驚異を味わいたい子供であり、非凡な冒険を求めている。災厄まで残り30日、羽田・夜太と仲間たちは忘れられない瞬間を創り、今日の貴重な一瞬ひとつを大切にするために旅立つ。