翠星のガルガンティア

遠い未来。人類は滅びた惑星を離れ、星へと向かった。
レッド中尉と彼の戦闘ロボット・チェンバーは、人類連合軍の兵士である。彼らの任務は、艦隊の一員として、人類を敵対的な異星人種「ヒダアス」から守ることであり、戦争は記憶に残らないほど長く続いている。
既存のシステムでは、人間は連合にとって補充可能な資源としてしか見られず、各人は割り当てられた役割を果たすだけである。
レッドも例外ではない。彼は生涯を通じて「ヒダアス」と戦い、戦闘人型ロボットで戦ってきた。別の人生を想像することはなかったが、ある日、次々と繰り広げられる戦闘の中で時間の裂け目に落ちてしまった。目覚めた彼は、見知らぬ場所にいることを知り、連合との通信が途絶えており、帰る方法も全くわからない。
しかし彼を待っているのは驚くべき発見だ。すべてが滅びたと信じられていた地球は、実際には生存可能であった。ほとんどの表面が海に覆われているものの、人々は古代の遺物を海底から掘り上げて巨大な船型都市を建設する技術を身につけた。
この世界は、レッドが生まれ育った世界とは完全に逆である。彼とチェンバーが乗り込んだ船型都市「ガルガンタ」に滞在する間、彼は新しい世界で数多くの驚きの発見を経験することになる。