日々、パク・ヒョンソクは高校で暴力や名前を呼ばれ、屈辱に耐えている。太って自信がなく、いっぽうの子どもたちにからかわれ、殴り合いの相手として使われることが多く、消えたいと願うようになる。ある日、新しい学校へ転校し新たなスタートを切ろうとしたところ、突然背が高くてハンサムで奇妙にアスレチックな姿へと変わる。ヒョンソクはすぐに、二つの別々の身体を持っていることに気づく。片方が眠ると、もう一方が目覚めるのだ。
人生のジャックポットを当てたように感じ、彼はその際立った強い姿で新しい学校へ向かう。しかし人気がすぐに問題を引き起こす。女の子たちは外見だけで彼を追い求め、嫉妬深いトラブルメーカーが喧嘩を起こし、彼は絶え間ない対立に閉じ込められる。二つの存在を両立させようと試みる中で、ヒョンソクはどちらの人格も容赦ない障害をもたらすことに気づく。