ジョー・ヤブキは拳を振ることだけで問題に立ち向かう、悩めるティーンエイジャーだ。礼儀や自制心は欠けているが、独学で身につけた格闘技術がそれを補っている。
ある日、ドヤのスラム街をさまよっていたジョーは地元ギャングと喧嘩になる。数に勝るにもかかわらず、彼は簡単に倒し、元ボクシングコーチで今は酒豪の丹平・タンゲの注目を集める。ジョーの生の才能に気づいた丹平は、彼を日本最高のボクサーへと育てる提案をする。最初、ジョーは丹平を絶望的な酔っ払いと見下すが、丹平に命を救われた後、彼と一緒に暮らしボクシングの技術を学ぶことに同意する。残念ながら、ジョーの乱暴な性格は彼を問題児にし、旧来の行動へと戻ることが多い。
新しいキャリアの厳しい世界を生き抜くために、ジョーは師匠を信頼し、教わった技術を習得する必要がある。しかし、プロボクサーになる道は試練に満ちており、その試練が彼の精神を最後まで試すだろう。