ベイイは大奇王国北境の重要拠点、白城を占領する計画を立てた。町の守備者・唐耀は軍勢を集結させ激しく抵抗したが、人数に勝てず全員が倒れた。唯一生き残ったのは次女・唐英だった。
さらに唐英を激怒させるのは、父が国を守るために戦死したにもかかわらず裏切り者と名乗られたことだ。彼の記憶を称えるため、唐英は首都へ旅立ったが、現実は想像以上に複雑であると知る。
大奇の第二王子、数十年もの間人質として苦しんでいる元朗はベイイと関係があるのだろうか?
自らを装った女性がなぜそんなに似ているのだろうか?
映画部門で言及された異世界の人物、姚娘はどうなったのだろうか?
また、不安でありながらも馴染み深い記憶が突如として浮かび上がる…数多くの謎が唐英の解明を待っている。各手掛かりは裏切り、運命、そして過去と現在を結びつける約束のタペストリーへと織り込まれ、唐英に真実を導く。