三年生の高校生、八国寺次郎は幼馴染でクラスメートの桜坂志織に想いを抱いている。したがって、結婚シミュレーションで彼女とペアになることを望んでいる。結婚シミュレーションとは、学校のルーティンとして男女をランダムにペアリングし、架空の夫婦役を演じさせるもので、観察者がその親密度を追跡・評価する制度だ。一方、元気な渡辺明里はアイドルであるカリスマ的かつハンサムな天神南にペアになりたいと願っている。
しかし、次郎と明里は自分たちがペアになっただけでなく、志織と南もマッチしていることに気づき、失望する。競争は想像以上に厳しく予測不可能であると悟る。愛する相手と一緒にいたいという決意から、次郎と明里はできるだけ多くのポイントを稼ぐことに努める。トップ10ペアは両カップルの同意があればパートナーを交換できる許可を得られるからだ。