昔々、人類の原初の守護者たちは自らの聖域として集落を築き、その子孫は極度の混乱時に人類を助けると評されていた。この小さな村、クンルンは悪名高い「ラストダンジョン」の隣に位置し、そこには計り知れない力を持つモンスターが住み、人々の狩猟場として機能している。
幼い頃から強敵を倒すことに慣れていたにもかかわらず、ロイド・ベラドンナは魔法、体力、知性の面で自分を村一番弱いと考えている。とはいえ、戦士になるという夢に駆られ、彼はアザミ王国へ旅立ち、その軍事学院に入学する。だが、常識を破る育ちをした彼の内在的な才能は、人々や未来、そして王国の安定を救う決定打となるかもしれない。