15歳の宇野咲は、悪評だけのアイドルデュオ『マジカルツインズ』の一半として、学校と副業を両立させている。デュオの人気はほぼゼロだが、咲は決意を持ち続けている。リハーサルとファンレターをこなしながら、いつか群衆の上に立ちたいと願い、アイドルの群れの中で自分が見えない存在だと感じている。彼女は親友の三上咲世と過ごす一瞬ひとつを大切にし、幼少期の片思い相手である咲世の兄・モヒロに近づくことを夢見ている。穏やかな日課は、ヤクザ風の暴力団員が彼女の家に侵入しようとすることで崩れ去る。咲は彼を入れるよう強要され、母がかつて魔法少女として悪魔と戦っていたことを知る。実はその粗野な外敵は、後継者を探すマスコット「ココロちゃん」であった。混乱と疑念の中、咲は躊躇するが、ココロちゃんがモヒロが可愛いリスの尻尾を持つ悪魔に狙われていると説明する。彼を守るため、咲の激しい愛がラブパワーを解き放ち、大胆な告白で彼女は魔法少女へと変身する。しかし、戦闘に耐えられない体質のため、その変化はエレガントなドレスを纏った筋肉質な男性へと変わる。完全に力を得た咲は、三上咲世と協力し、彼女が愛する人を、この世界を脅かすフワフワとした悪魔の脅威から守らなければならない。