マリンとウリンという二人の人魚姉妹は、海底で暮らし、親族や魚・カメなどの海生物と交流しています。マリンはいつも上へ、すなわち水面の上にある「空」と呼ばれる場所へ引っ張りたがります。そんなとき、姉妹は美しい指輪を見つけ、マリンはその所有者に返すことを決意します。そこで二人は上へ泳ぎ、やがて小さな島にたどり着きます。そこでは全員が祝祭を行っていましたが、カノンという名の少女だけが焼け焦げたまま座っていました。彼女を捨てた男は去り、カノンは心の中で指輪を海へ投げ捨てました ― それが彼女への贈り物でした。人間の不慣れな世界で数々の冒険を経た後、姉妹はやっとカノンを見つけ、指輪を返しましたが、彼女は再びそれを森の中へ投げました。今回は廃れた寺院に落ちました。そして運命はさらに進み、マリン(海の乙女)とカノン(空の乙女)の出会いが、孤立した島だけでなく世界全体を脅かす古代の悪を呼び覚ました。