16歳のレン・ミカシは、才能があるものの不安定な選手で、ニシウラ高校に進学し、野球部のピッチャーとして少しずつ自分を取り戻していく。彼を助けるのは新しい仲間たちで、特にキャッチャーのタカヤ・アベと4番打者のユイトリョ・タジマだ。彼らは一緒に学校チームの中核を作り、若手コーチのマリア・モモエは「火花を掴んだ」と評し、全国高等学校野球選手権大会(コーセン)に出場できるほどの実力を持っていると考えている。しかし、8月初めに開催される全国決勝大会へ行くためには、この夏に埼玉県内の州立選手権を勝ち抜く必要がある。そこには強豪対戦相手が多い。さらに、ファイナリストは経験豊かな卒業生で構成されており、ニシウラは高校の新人に過ぎない。チームスピリットや闘志、そしてダークホースの効果だけが彼らを支える。才能ある若者たちに運と熱意は長く続くのか――第2シーズンで明らかになる。