イットキ・サクラバは、母親、叔父、幼馴染のコウセツが自分を守ることに執着している理由が理解できない。彼の世界はまるで舞台のようで、すべての一歩が監視されていると感じる。コウセツは彼を執拗に追跡し、プライバシーを無視して常に安全を確保することだけに集中している。そんな容赦ない監視は、魅力的な二年生のツバキ・サトミがイットキをデートに誘ったときにしか理解できない。無害なジェスチャーから始まったものが、イットキが彼女の家を訪れたときに陰険なものへと変わる。彼女はイットキを殺すつもりで、また一人では行動していない。彼女は欺瞞の達人だ。皮肉なことに、イットキを救う者は彼の叔父とコウセツであり、彼らは不気味な忍者装束を身に着けている。
イットキが安全な場所へ連れ去られると、母親は真実を明かす。彼は伊賀忍者一族の第19代継承者であり、ライバルの古賀一族は彼を殺害するように指示している。迫り来る危険から身を守るため、イットキは日本唯一残された忍者学校である「国天忍者学院」で修行しなければならない。