中学校を卒業したばかりの15歳、鈴見ひよりは海辺の町から東京へ引っ越し、賑やかな首都で陸上競技選手になるという夢を追い求める。残念ながら高校1年が始まった瞬間、彼女は自分を養うためにアルバイトを確保しなければならない問題に直面する。数多くの求人情報を精査した結果、ひよりは忙しい祭りシーズンにイベントクルーの募集を見つけ、驚くべきことに採用される。彼女はリップxリップ（LIPxLIP）の研修マネージャーとして働くことになると知る。リップxリップは、同じクラスメートでもある澄谷悠治郎と柴崎愛蔵をフィーチャーした男性アイドルユニットだ。衝撃的な知らせにもかかわらず、ひよりは授業、目標、そして何よりリップxリップのアシスタントとしての務めを両立しつつ、学業成績を維持する決意を固める。
