普通の日本の都会の少年、ムッタとヒビト・ナンバは子供時代に自然の音をフィルムに収めることが大好きで、何か珍しく記念になるものを探そうとしていた。彼らは幸運にも、月のディスクに隠れたUFOを目撃し、何かを録音することもできた。10歳の弟ヒビトはその時、宇宙飛行士になることを固く決意し、数十年後にNASAの月探査部隊に入隊して夢を叶えた。一方、ムッタは有名な自動車設計者となったが、35歳という最盛期に上司と口論し、「狼のチケット」を失い仕事を辞めた。結果として弟は名声に近づき、兄は人生の底辺へと沈んだ。日本では「面子を失う」ことは許されないが、さらに悪いのは自分自身で目的と生きる意味を失うことだ。ムッタは危機を深く経験し、兄の助言でその日、一緒に光る球体を見たときの古い録音を聴いた。やっと彼は子供時代の約束を思い出した。「兄はいつも先に進む、そしてもし月へ行きたいなら私は火星へ飛ぶ」と。こうしてナンバ兄は再び夢と希望を取り戻し、運命が贈り物として日本宇宙航空研究開発機構の火星計画参加コンテストを提示した。『宇宙兄弟』が遠い惑星のほこりだらけの道で出会うか、火星にリンゴの木が咲くかは、もうすぐ分かるだろう!